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epi.84 働く女性応援企業 ヤクルトヘルスフーズ株式会社を取材しました!

印刷ページの表示 ページ番号:0002055481 更新日:2025年9月22日更新

健やかな未来をつくる仕事

 

ヤクルトヘルスフーズ株式会社

豊後高田市に拠点を置く「ヤクルトヘルスフーズ株式会社」は、国東半島をはじめとする地域で育った大麦若葉やケールを原料に、搾汁から粉末化までを一貫して行っています。さらに、各種サプリメントの製造、販売を手がけ、おいしさと安全を両立した商品を通じて、人々の健康づくりに貢献しています。 創業以来、ヤクルトグループの企業理念「私たちは、生命科学を基に、健康と食の機能を追究して、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」を胸に、地域と共に歩み続けています。 また、働きやすい環境整備にも早くから着手し、「健康経営優良法人」や「子育てサポート企業」など数々の認定を取得。さらに「大分県豊後高田市功労者」や「おおいたうつくし作戦功労者」として表彰を受けるなど、地域に根差した企業として高い評価を得ています。

地元に根差し、健康を支える仕事

川島さん画像生産部業務課の主任の川島さんは、原料や資材の発注や請求処理、健康診断や安全衛生委員会の事務局活動などを担当するほか、お客さまに商品や工場の魅力を伝える案内役を務めるなど、同社に欠かせない人材として幅広く活躍しています。

中国への留学経験もある川島さんは県外の大学を卒業後、地元大分で就職活動を行いました。特に、自身がアレルギー体質だったことから食や健康に強い関心を持ち、「人々の健康を支えながら地元に貢献したい」との思いで同社を志望。入社以来10年間、業務課で着実に経験を積んでいます。

働きやすさの理由として、9時から17時半までの規則正しい勤務体制と、ほぼ残業のない職場環境を挙げます。おかげで結婚後も無理なく両立できているそうです。

「何といっても『カフェテリアプラン』が最高です!」と、会社の福利厚生制度を絶賛。一人当たりの年間補助があり、それを利用して旅行などのリフレッシュや、ヨガ、ジムなどの健康促進に関するものなど、幅広い用途に利用することができます。

仕事画像

さらに独自の「ヤクルト健保」では、出産一時金の他、付加金も支給されるなど補償が手厚く、こちらも安心して働き続けられる大きな支えとなっています。もちろん育休・産休制度も整備されており、近年は男性社員の取得が進んだことで、取得への精神的な障壁が低くなったことも、将来のライフプランにとって心強い材料だと感じているそうです。

同社は製造業のため、原料など重たいものを運ぶといった重労働も多く、女性社員が少ないのが現状です。しかし川島さんは、「女性でも安心して定年まで働ける職場環境や制度が整っている」と太鼓判を押します。

今後について、「今の仕事をもっと極めたい。そしてまだ関わっていない部門にも目を向け、工場全体を俯瞰できる存在になりたい」と語ります。将来は、後輩が気軽に相談できる吉高さんのような上司を目指しているそうです。

風通しの良い職場づくりを目指して

吉高さん画像

川島さんの上司、生産部業務課課長の吉高さんは、製造工程の管理に加え、社員のキャリア形成と職場環境づくりに力を注いでいます。

同社では、年1回、1対1での面談の中でキャリア形成や資格取得の相談をうけることもあり、資格や業務にかかわる教育受講を申請し修了すると、会社が受講費用を半額負担、公的資格に合格すると奨励金も支給されます。川島さんもこの制度を活用し、資格の勉強をしているそうです。「本人の希望を尊重しながら、会社の成長につなげることが大切」と吉高さん。

また、柔軟な働き方を支えるための休暇制度の整備も進んでいます。有給休暇を1時間単位で取得できるので、急な通院や介護にも対応しやすく、「保存休暇制度」を利用した場合は、未取得の有給休暇を利用条件付きでの繰り越しが一定日数可能です。女性だけでなく男性社員の育休取得も推進していて、現在2名が育休を取得中。誰もが利用しやすい制度になりました。ほかにも、福利厚生制度の「カフェテリアプラン」をベビーシッターや一時保育費にも利用できるなど、多様化するライフスタイルや、年齢による生活様式の変化などにも柔軟に対応できます。

外観画像

福利厚生を整える一方で、社内環境づくりにも力を入れています。年度計画や新規プロジェクトに若手や中堅社員を参加させ、意見を発表する場を設けることで、新しい意見の吸い上げやコミュニケーションの活性化を図っています。さらに社内報での社員のプロフィール紹介で、人柄や趣味を共有するなど、部署を横断した風通しの良い環境づくりを無理なく実践しています。コロナ禍以降、会社行事としての食事会や社員旅行を見直すなど、時代に則した制度改革を進めたことで、むしろ社員同士の自発的な交流が広がっているそうです。

吉高さんは今後の課題に、「女性比率を高めるための勤務時間の柔軟化や、重労働を軽減する機材導入の検討」を挙げます。「製造業の人手不足を考えると、多様な人材が働ける環境づくりが不可欠。女性や高齢者でも安心して働ける職場を整えることで、人材の幅を広げたい」と、これからの製造業の発展についての展望を語ります。

最後に「ヤクルトヘルスフーズは、長く安心して働き続けられる会社です。製造業だからと敬遠せず、まずは会社を知り、商品を手に取っていただけたらうれしいです」と、メッセージを寄せてくれました。

会社概要

企業名ヤクルトヘルスフーズ株式会社
事業内容青汁を中心とした健康食品の製造・販売
設 立2009年4月1日
所在地 〒872-1105
豊後高田市西真玉3499-5
TEL0978-53-5311
URLhttps://www.yakult-hf.co.jp/

※ 2025年9月現在