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入浴又は飲用上の注意事項
浴用の方法及び注意
温泉の浴用利用に伴う事故等を防止するため、以下の注意事項を守って行うことが必要です。ア.入浴前の注意 イ.入浴方法 ウ.入浴中の注意 エ.入浴後の注意 オ.湯あたり カ.その他 |
飲用の方法及び注意
温泉は、湧出後、時間の経過とともに変化がみられるため、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も効用があると言われています。それぞれの泉質に適する用い方をしなければ、かえって身体に不利に作用する場合もあるので、温泉の飲用にあたっては、以下の注意事項を守って行う必要があります。なお、温泉を飲用に供する場合は、当該施設の設置者等は新鮮な温泉を用いるとともに、源泉及び飲泉施設について十分な公衆衛生上の配慮を行う必要があります。
ア.飲泉療養に際しては、専門的知識を有する医師の指導を受けること。また、服薬治療中の人は、主治医の意見を聴くこと。 イ.15 歳以下の人については、原則的には飲用を避けること。ただし、専門的知識を有する医師の指導を受ける飲泉については例外とすること。 ウ.飲泉は決められた場所で、源泉を直接引いた新鮮な温泉を飲用すること。 エ.温泉飲用の1回の量は一般に100~150mL 程度とし、その1日の総量はおよそ200~500mL までとすること。 (注)1.温泉にひ素、銅、ふっ素、鉛及び水銀並びに遊離炭酸が含まれる場合は、この記載に加えて、別に定める方法により飲用量を示すこととする。 (注)2.温泉がpH3未満である場合(希釈が行われ、飲用に供する温泉がpH3以上になっている場合を除く。)は、この記載に代えて、例えば「この温泉の液性は酸性であるため、真水でpH3以上となるようおおよそA倍に薄めた上で、飲用の1回の量は100mL までとし、その1日の総量はおよそ200~500mL までとすること。」とする。なお、Aの数値は、pH により異なるため、pH3以上となるように具体的希釈倍率を算出して記載すること。 オ.飲泉には、自身専用又は使い捨てのコップなど衛生的なものを用いること。 カ.飲泉は一般に食事の30 分程度前に行うことが望ましいこと。 キ.飲泉場から飲用目的で温泉水を持ち帰らないこと。 ク.飲用する際には、誤嚥に注意すること。 (注)誤嚥とは、うがいや焦って飲むことなどにより、肺や気管に水分を吸い込んでしまうことをいう。なお、嚥下障害を発症している人は飲泉を行わないこと。 |