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0~1歳児の大人用ベットからの転落事故にご注意ください!

印刷ページの表示 ページ番号:0002006302 更新日:2017年11月10日更新

頭蓋骨骨折、窒息などの事故が起きており、危険です

 0~1歳児が、主に就寝時などに大人用ベッドから転落する事故報告が、医療機関から

消費者庁へ寄せられており、平成22年12月から平成29年6月末までに、計564件(0歳児が

457件、1歳児が107件)の報告がありました。

 数十センチメートル以上の高さの大人用ベッドから転落すると、頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷を

受傷することがあります。また、転落をきっかけに大人用ベッドと壁や物との間に頭が挟まれて

窒息するケースもあり、場合によっては命を落とす可能性があります。厚生労働省の調査(平成

22年から平成26年までの5年間)では、ベッドからの転落を起因とする死亡事故が、0~1歳児

で、計9件報告されています。

 転落事故防止のため、0~1歳児は、大人用ベッドに寝かせるのではなく、満2歳になる

までは、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。また、ベビーベッドでも柵を上げずに使用する

ことで転落事故が起きています。ベビーベッドの柵は常に上げて使いましょう。

 なお、大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、一般財団法人製品安全協会が定めた

安全基準(SG基準)では、生後18か月未満の子どもには使用しないよう定めているので、注意

してください。

消費者の皆様へ、事故防止のための注意ポイント

0~1歳児の運動機能の発達状況(首がすわる、寝返りができる、ハイハイができる、つかまり立ちが

できる等)を確認し、下記の点に注意しましょう。「まだ、動けないはず」などと思い込んで、大人用ベッド

に一人で寝かせることのないよう気を付けましょう。

1 大人用ベッドに寝かせるのではなく、満2歳になるまでは、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。
 ・ベビーベッドを使用する際は、柵は常に上げておきましょう。
 ・国が定めた安全基準の検査に合格した製品であることを示す、PSC マークが貼付されたベビー
  ベットを選びましょう。       

2 寝かしつけのため大人用ベッドを使用し、保護者が添い寝をする場合は、下記のことに注意しましょう。
 ・保護者が大人用ベッドを離れ、子どもを一人にしてはいけません。
 ・寝かしつけた後は、できるだけ子どもをベビーベッドに移しましょう。
 ・保護者が寝込んでしまった時や寝返りをした時に、子どもが大人用ベッドから転落したり、保護者の
  身体の一部で圧迫されてしまうことがあります。

3 寝室で起きる窒息事故を防ぐために、寝室の環境に注意しましょう。
 ・寝室から子どもの頭や顔が挟まってしまう隙間をなくしましょう。
 ・大人用ベッドの周りに、子どもの顔が埋まってしまうような柔らかい毛布やクッション等を
  置かないようにしましょう。

4 大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しないで
  ください。子どもが隙間に挟まり、自力で抜け出せずに窒息するリスクがあります。
  製品購入前に子どもがその製品の対象月齢か確認し、購入後は使用前に、製品の取扱説明書や
  注意表示をよく確認しましょう。

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