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大分県では、小児・AYA(思春期・若年成人)世代のがん等の患者さんが、将来に希望を持って治療に取り組んでいただけるよう、妊孕性温存療法及び温存後生殖補助医療の治療費を助成する事業を実施しています。
小児・AYA世代のがん患者さん等が希望をもってがん治療等に取り組めるように、将来子どもを出産することができる可能性を温存するための妊孕性温存療法及び妊孕性温存療法により凍結した検体を用いた生殖補助医療等(以下「温存後生殖補助医療」という。)に要する経費の一部を助成します。
実施要領(大分県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業実施要領) [PDFファイル/138KB]
交付要綱(大分県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業交付要綱) [PDFファイル/97KB]
案内リーフレット [PDFファイル/1.51MB]
次の1~5の要件のすべてに該当する方が対象です。
※ガイドライン:「小児、AYA世代のがん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン」(日本癌治療学会)
治療毎の1回あたりの助成上限額については、下記の表の通りです。
対象となる治療 | 1回 あたりの 助成 上限額 |
助成回数 | |
---|---|---|---|
妊孕性温存 治療 |
胚(受精卵)の凍結 | 35万円 | 通算2回まで (異なる治療を受けた場合 であっても通算2回まで) |
卵子の採取・凍結 | 20万円 | ||
卵巣組織の採取・凍結 | 42万円 | ||
精子の採取・凍結 | 4万円 | ||
手術を伴う精子の採取・凍結 | 35万円 | ||
温存後生殖 補助医療 |
凍結した胚(受精卵)を用いた 生殖補助医療 |
10万円 | 治療期間初日の妻の年齢が 40歳未満の場合、通算6回まで 40歳以上の場合、通算3回まで (出産した場合または 妊娠12週以降に 死産に至った場合は 助成回数をリセットする) |
凍結した未受精卵子を用いた 生殖補助医療 |
25万円 | ||
凍結した卵巣組織再移植後の 生殖補助医療 |
30万円 | ||
凍結した精子を用いた 生殖補助医療 |
30万円 |
温存後生殖補助医療の助成上限額の詳細についてはこちら [PDFファイル/462KB]をご覧ください
妊孕性温存療法、温存後生殖補助医療及び初回の凍結保存に要した医療保険適用外経費を助成対象とします。
ただし、次の費用は対象外です。
入院室料(差額ベッド代等)、食事療養費、文書料等の治療に直接関係のない経費、凍結保存の維持に係る経費(初回の凍結保存経費を除く)
※体調不良などにより前項の温存治療を中止した場合や、対象となる治療を受けたが、胚凍結等が正常に行えなかった場合もそれまでに要した温存治療に係る費用は助成の対象となります。
※対象となる費用について、他制度の助成を受けている場合は、助成の対象外となります。
(1)助成金交付申請書並びに実績報告書(第1-1号様式) [PDFファイル/113KB]
★(2)妊孕性温存療法証明書(様式第3-1号) [PDFファイル/95KB]
※妊孕性温存治療を行う医療機関に記入してもらいます。
★(3)原疾患治療証明書(様式第3-3号) [PDFファイル/60KB]
※原疾患(がん等)の治療を行う医療機関に記入してもらいます。
★(4)大分県内に住所を有していることが確認できるもの(住民票等)
★(5)温存治療にかかった費用の額が分かる領収書等
★(6)振込先の口座通帳(名義人、口座番号、支店名のわかる頁)の写し
(7)チェックシート(温存療法分) [PDFファイル/150KB]
(8)委任状 [PDFファイル/32KB]
(配偶者、親族など助成対象者以外の方が申請するとき)
※ 助成対象者が未成年で、保護者が申請する場合は委任状は必要ありません
(1)助成金交付申請書並びに実績報告書(第1-2号様式) [PDFファイル/86KB]
★(2)温存後生殖補助医療証明書(様式第3-2号) [PDFファイル/54KB]
※温存後生殖補助医療を行う医療機関に記入してもらいます。
★(3)夫婦であることを証明できる書類
・法律婚の場合・・・両人の戸籍謄本
・事実婚の場合・・・両人の戸籍謄本及び住民票、事実婚関係に関する申立書(様式第4号)[PDFファイル/21KB]
★(4)大分県内に住所を有していることが確認できるもの(住民票等)
★(5)治療にかかった費用の額が分かる領収書等
★(6)振込先の口座通帳(名義人、口座番号、支店名のわかる頁)の写し
(7)チェックシート(温存後生殖補助医療分) [PDFファイル/182KB]
(8)委任状 [PDFファイル/32KB]
(配偶者、親族など助成対象者以外の方が申請するとき)
※助成対象者が未成年で、保護者が申請する場合は委任状は必要ありません
電子申請、郵送または来庁により申請してください。
申請フォームの入力前に、提出書類の画像データをご準備ください。
画像データが必要な書類は、「申請に必要な書類」の★マークがついているものです。
申請フォームは以下をクリックしてください。
下記の宛先に必要書類を郵送してください。
※特定記録や簡易書留、レターパック等を利用して送付をお願いします。
(郵送料は申請者のご負担となります。)
〒870-8501
大分市大手町3丁目1番1号
大分県福祉保健部 県民健康増進課 生活習慣病対策班
受付窓口 : 大分県福祉保健部 県民健康増進課(県庁舎別館4階)
受付時間 : 平日(月~金 / 祝祭日、年末年始を除く) 午前8時30分~午後5時15分
妊孕性温存治療または温存後生殖補助医療終了日の属する年度の3月末日まで(必着)
ただし、やむを得ない事情(※)により、同一年度内に申請が困難であった場合には、翌年度に申請することができます。
※妊孕性温存療法実施後、期間を置かずに原疾患治療を開始する必要があるなど
申請受付後、内容を審査し、文書で助成決定及び助成金額を通知します。
助成を決定した場合は、申請者の指定する口座へ助成金を振り込みます。
※書類に不備がある場合は助成金を支給できないことがありますので、ご注意ください。
※助成金を支給できない場合は、文書でその理由を付して通知します。
申請書に記入欄がある「患者アプリ番号」とは、日本がん・生殖医療登録システム(JOFR-2)に登録することで得られる番号です。
原則、本助成を受けるには、JOFR-2への登録が必要です。
本事業における指定医療機関は次のとおりです。
医療機関名 | 所在地 | 連絡先 | 指定日 |
---|---|---|---|
大分大学医学部附属病院 | 由布市挾間町医大ケ丘1丁目1番地 | 097-549-4411 | 令和3年8月10日 |
セント・ルカ産婦人科 | 大分市東大道1丁目4番5号 | 097-547-1234 | 令和3年9月1日 |
※県外の医療機関については、所在する都道府県から指定を受けている場合、大分県の指定医療機関とみなします。
妊孕性温存療法または温存後生殖補助医療を実施する医療機関が本事業に参加するには、県の指定を受ける必要があります。
指定医療機関の手続き
申請・届出事項 | 提出書類 |
新規に指定する場合 |
指定医療機関指定申請書 [PDFファイル/55KB] |
申請内容に変更があった場合 | 指定医療機関変更届 [PDFファイル/28KB] |
指定を辞退する場合 | 指定医療機関辞退届 [PDFファイル/26KB] ※辞退する場合は1ヶ月の予告期間を設けてください |