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令和6年度高校生防災リーダー校集合研修を実施しました

印刷ページの表示 ページ番号:0002279928 更新日:2024年10月17日更新
 令和6年7月25日(木曜)に大分大学で高校生防災教育リーダー校の集合研修を行いました。
 今年度の高校生防災教育リーダー校である大分豊府高校、佐伯豊南高校、玖珠美山高校、大分鶴崎高校、安心院高校の生徒38名が参加しました。 
 最初にお互いで自己紹介をしたあと、大分大学の池田さんより、学生CERD(サード)の活動について話をしていただきました。
 続いて、大分大学減災・復興デザイン教育研究センターの板井幸則客員教授より、『災害の教訓と防災教育の重要性~お作法としての防災教育~』をテーマに講義をしていただきました。能登半島地震の被災状況や、計画通りの訓練ではなく、判断力を養う訓練でなければいけないといった話がありました。
 生徒は真剣な表情で話に耳を傾け、防災への意識を新たにしている様子でした。
講義1
講義2
 講義の後は、救急救命訓練と大分大学の最先端防災施設の見学を行いました。
 救急救命訓練では、AEDとダミー人形を使った通常の訓練に加え、テニスボールを使った胸骨圧迫の練習なども行い、適切な心肺蘇生法を実践を通じて学ぶことができました。
心肺蘇生1
心肺蘇生2
 最先端防災施設見学では、地震体験装置『地震シミュレーター』の体験と災害情報活用プラットフォーム『EDiSON』(エジソン)の説明を聞きました。
 地震体験装置『地震シミュレーター』は、装置に座り地震の揺れを体験する装置で、熊本地震や東北地震、能登半島地震、南海トラフ地震など、様々なプログラムを設定することができ、それぞれの揺れの違いを体験し、生徒たちは「想像以上だった」「やばい」など感想を漏らし、改めて地震の怖さを実感していました。
ざぶとん1
ざぶとん2
 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター長の鶴成悦久教授より、災害情報活用プラットフォーム『EDiSON』(エジソン)の説明がありました。
 地域や地方公共団体の防災・減災の支援を図るシステムで、気象庁からの解析雨量をもとに、15時間先までの災害リスクを評価したり、災害時のドローン動画を一元的に集約したりする機能も備えています。
 生徒たちは、実際に画面を操作し、3次元画像を見たり、災害データアーカイブなどを調べたりして、最新システムを体験しました。
エジソン1
エジソン2
 午後は、大分県生活環境部・防災局の主催で『防災おおいた座談会』が開かれました。
 学生CERD(サード)のサポートのもと、生徒同士の意見交換や各学校で今後取り組みたいことなどを話し合いました。
 生徒主体で避難訓練の見直しを行う、など、生徒それぞれが自主性のある活動を発案する様子が見られ、今後の取組に意欲を示していました。
座談会1
座談会2
座談会3
座談会4
 今回の集合研修では、高校生防災リーダーの生徒たちが、体験的な活動や、話し合い、伝え合う活動などを行うことで、防災活動に関して、自ら行動する意識を高める機会となりました。
 今回の研修での学びを各校で共有、発表するなど市、各学校での防災の取組みに活かしていく予定です。