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豚熱(CSF)について
豚熱(CSF)に関する情報をお知らせします。
豚熱(CSF)とは
〇 有効な治療法はなく、日本では口蹄疫と同様に特定家畜伝染病に指定されています。
〇 北海道を除く全国で、飼養される豚・いのししを対象に豚熱の予防ワクチン接種を実施しています。
〇 豚熱は、豚・いのししの病気であり人には感染しません。
豚熱(CSF)の発生状況
〇 平成30年9月9日、岐阜県の養豚農場において、日本では平成4年以来26年ぶりにCSFの発生が確認されました。
〇 令和7年9月1日現在、飼養豚では24都県、野生いのししでは41県で豚熱の感染が確認されています。
(詳細については、下記ページをご参照ください。)
(農林水産省HP)国内における豚熱の発生状況について(外部リンク)
〇 大分県では、飼養豚及び野生いのししでの豚熱感染は確認されていません。
豚熱(CSF)予防対策の重要ポイント
〇 衛生管理区域、豚舎への出入りの際の洗浄・消毒の徹底
〇 衛生管理区域専用の衣服、靴の設置と使用の徹底
〇 人・物の出入りの記録
〇 飼料に肉を含み、または含む可能性があるときは、十分な加熱処理を実施(70℃・30分間以上または80℃・3分間以上)
〇 死亡家畜の処理までの間、野生動物に荒らされないよう適切に保管
大分県内の野生いのしし検査状況
県内で発見されたいのししや捕獲されたいのししの一部で豚熱(CSF)の検査を実施しています。
令和7年9月1日現在ですべての個体が陰性でした。
大分県総合対策本部の設置について
令和7年9月2日に、福岡県うきは市の死亡野生いのししでの豚熱(CSF)感染事例が報告されました。
感染確認地点から半径10kmに日田市の一部が含まれていることを受け、
防疫活動を迅速かつ適切に実施するため、同日午前に、
知事を本部長とする「大分県特定家畜伝染病総合対策本部」を設置しました。
県内野生いのししへの豚熱経口ワクチン散布の実施について
(詳細は下記ページを参照ください。)
登山者の方へのお願い
野生いのしし間での豚熱の感染拡大と養豚農場への侵入防止のため、以下の点についてご協力をお願いします。
〇 靴の泥を山で落とす。
〇 ごみを山の中に捨てない。
〇 家畜がいる施設へ近づかない。
〇 いのししの死体を見つけたら管轄の自治体へ連絡する。
消費者の方へ
〇 CSFは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
〇 豚肉の摂取により、CSFが人に感染することは世界的に報告されていません。
〇 参考情報
CSFに関するQ&A
Q. 豚熱にかかった豚の肉は、市場に流通しますか?
A.法律に基づき、豚肉はすべて検査に合格したものだけが流通することとなっています。
検査でCSFであると確認された肉や内臓などについては、市場に流通することはありません。
Q. 豚熱ワクチンを接種した豚の肉を食べた場合、人の健康に影響はありますか。
A. 豚熱ワクチンを接種した豚の肉を食べても、人の健康に影響はありません。
更に詳しいQ&AについてはCSF(豚コレラ)に関するQ&A [PDFファイル/141KB]をご参照ください。