本文
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品は、新薬と同一の有効成分を同一量含み、有効性・安全性・品質を独立行政法人医薬品医療機器総合機構(Pmda)が厳格に審査のうえ、新薬と同等であるものとして厚生労働大臣が認めたものです。
ジェネリック医薬品として認められるため、同じ人が新薬とジェネリック医薬品をそれぞれ服用し、薬物の血中濃度が同じように推移することを確認する(生物学的同等性試験)など様々な試験を行い、ジェネリック医薬品の有効性・安全性・品質が新薬と同等であることを確認しています。
《メモ》
欧米では、通常は一般名(Generic name)で処方するので「ジェネリック医薬品」と呼ばれており、日本でも、最近はこの呼び方が定着してきています。
ジェネリック医薬品だから、できること
(1)工夫された剤型
(2)安い薬の価格(薬価)
(3)医療費負担の軽減
どうすればジェネリック医薬品に変えられるの?
医療機関を受診したときに医師に相談するか、薬局で薬剤師に相談してみましょう。
また、医療保険者からジェネリック医薬品の「希望シール」や「希望カード」が配布されている場合は、医師や薬剤師に「希望シール」や「希望カード」を提示してみましょう。
国の状況
国(厚生労働省)では、平成25年4月に「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し、「30年度から32年度末までの間のなるべく早い時期に、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の数量シェア(※新指標)を80%以上にする」という目標を掲げて、ジェネリック医薬品の使用促進のための施策に積極的に取り組んでいます。
※新指標:後発医薬品の数量シェア
(=[後発医薬品の数量]/{[後発医薬品のある先発医薬品の数量]+[後発医薬品の数量]})
大分県の状況
本県では、平成30年3月に「大分県医療費適正化計画(第三期)」を策定し、ジェネリック医薬品の使用促進に取り組んでいます。
- 大分県医療費適正化計画(国保医療課ページへ)
また、県民の皆さん及び医療関係者が安心して後発医薬品を使用することができるよう環境整備等の取組を進めるため、平成22年1月に「大分県後発医薬品安心使用促進協議会」を設置し、ジェネリック医薬品の使用実態や課題の把握、出前講座等による普及啓発、医療関係者向けのマニュアルの作成等を行っています。
◆現時点での後発医薬品の使用割合等は、以下の厚生労働省のホームページから確認できます。
◆大分県内の保険医療機関・保険薬局等の届出状況を以下の九州厚生局のホームページから確認できます。
後発医薬品使用体制加算、後発医薬品調剤体制加算等の加算をどの医療機関・薬局が取っているか確認できます。
ジェネリック医薬品啓発パンフレット「大分県ジェネリック現代」
大分県後発医薬品安心使用促進協議会の取組みの一環として、大分県のジェネリック医薬品の現状や協議会において作成した、県内基幹病院のジェネリック医薬品採用品目リストについて認知していただくため、啓発パンフレットを作成しました。
主に医療機関(病院、一般診療所、歯科診療所、薬局)のスタッフ向けに作成した資料で、各施設に配布しています。
◆大分県ジェネリック現代パンフレット [PDFファイル/627KB]
関連リンク
◆大分県後発医薬品安心使用促進協議会のページ
http://www.pref.oita.jp/soshiki/12610/ge-kyougikai.html
◆現時点での後発医薬品の使用割合等は、以下の厚生労働省のホームページから確認できます。
◆大分県内の保険医療機関・保険薬局等の届出状況を以下の九州厚生局のホームページから確認できます。
後発医薬品使用体制加算、後発医薬品調剤体制加算等の加算をどの医療機関・薬局が取っているか確認できます。
保険医療機関・保険薬局等の管内指定状況及び届出受理状況について 【九州厚生局】
○ジェネリック医薬品とは?(公益社団法人大分県薬剤師会)
http://www.oitakenyaku.or.jp/introduction/generic.html
○後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-iyaku/
○日本ジェネリック製薬協会ホームページ
http://www.jga.gr.jp/
○大分県医療費適正化計画
http://www.pref.oita.jp/soshiki/12340/tekiseikakeikaku.html
ジェネリック医薬品のさらなる促進に向けて、皆さんのご協力をお願いします。