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当グループでは、平年の生育と比較・分析するための麦類作柄判定試験を行っています。
標準播き4品種(11/20播)と遅播き2品種(12/17播)の2水準で実施しており、試験区の播種が完了しました。標準播きでは既に出芽しており順調に生育中で、両区とも年明けから定期的に生育調査を行う予定です。
調査結果は当グループのHPで公表しますので、栽培管理に役立ててください。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当 または 水田農業チーム
0978-37-1160
大分県職員(畜産技術職)の仕事に興味がある大学生を対象にインターンシップを実施しました。
12月6日に畜産系大学生1名を受け入れ、研究部内を見学しながら業務概要等の説明を行いました。
インターンシップについては、大分県ホームページで募集しています。獣医師については随時、畜産技術職については来年度も定期的に募集しますので興味のある方はお申込みください。
●問合せ先
畜産研究部 企画指導担当
0974-76-1214
12月19日・20日に大分市で標記シンポジウムを大分県が事務局として開催し、全国26府県等の病害虫研究者や農業関係の県職員など73名が参加しました。当チームから、ピーマン軟腐病とイチゴ灰色かび病に関する2つの課題の講演を行いました。講演後の質疑応答では、参加者から積極的なご意見をいただき、病害虫防除に関する研究のあり方について活発な議論が行われました。今後も研究会などを通して病害虫防除の情報共有や技術の向上に取り組んでいきます。
●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム
0974-28-2078
果菜類チームでは、県オリジナルイチゴ「ベリーツ(大分6号)」の原種(ウイルスフリー苗)を許諾先である全農おおいたへ供給しています。原種は病害に感染しないように隔離したハウスで栽培・増殖し、配布前に重大病害である炭そ病感染の有無を検定します。今年も、約930株の苗を対象に炭そ病検定を実施したうえで供給しました。
注)写真は、苗から採取した葉を28℃で2週間保温した後、炭そ病菌が感染している兆候の有無を確認している様子
●問合せ先
農業研究部 果菜類チーム
0974-28-2081
花きグループでは花の消費提案のひとつとして温泉の蒸気を利用したドライフラワー作りに取り組んでいます。この度ドライフラワーにしたスイートピーを利用して、別府市の華つねまつさんに装飾アレンジメントに取り組んでいただきました。この作品をベースに今後いくつかの小学校でフラワーアレンジメント製作に取り組んでもらう予定で、花育の効果が期待されます。
●問合せ先
花きグループ 企画指導担当
0977-66-4706
漁業後継者育成のため、県漁協は県と連携して新規漁業者を対象とした漁業学校を開校しています。12月12日に魚類養殖業を志す研修生を対象に、大分県水産養殖協議会の福田氏と水産研究部の研究員が講師となり、養殖基礎技術の講義と陸上養殖の閉鎖循環システムの紹介を行いました。研修生にとって将来自身が行う養殖業に直結する内容であり、熱心に聞き入っていました。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
林業研究部では循環型林業の確立を目指し、新たな早生樹種としてコウヨウザンについて研究を行っています。
この度、佐伯市直川の国有林からコウヨウザンを提供していただき、材質特性(樹幹内の水分や強度分布)や丸太の縦振動ヤング係数(材料の強度を表す指標の一つ)の測定等を行いました。
今後、植栽樹種の選択肢の一つとして結果の普及と新たな早生樹種の検討を進めていきたいと考えています。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
令和6年12月1日(日)に、日田市のパトリア日田において開催された「日田の木と暮らしのフェア」に出展し、試験研究成果を紹介するとともに、小学生を対象に試験端材を使用した鉛筆立て作り教室を行いました。
木材を接着剤で貼り合わせて作る鉛筆立てに四苦八苦していましたが、40名をこえる参加をいただきました。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
県では今年3月に新たなスギ造林推奨品種を8品種選定しました。これまでの研究から成長が早く形状に優れた品種を選抜してきましたが、この中から「花粉の少ない」品種を選んだものです。
県民の方々に見ていただけるよう、県下18箇所にこの品種を主体とした「プロモート林=展示林」を設定しており、研究部では、この成長状況調査等を進めています。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
林業研究部では、花粉症対策の一環としてスギの「雄花着花状況調査」を行っています。
これは、県下におけるスギ花粉の発生状況を予測するために行うもので、今年度から調査箇所を20箇所から30箇所に増やして調査を行ないました。
今回の調査の結果から、来春のスギ花粉の発生量は「例年並みか、少し多め」であるとの予測がされました。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
県内で秋~冬にかけて栽培されている白輪ギクの主な品種は「神馬」ですが、この中から花きグループで独自に選抜した3系統に対して、シンクロトロン放射光を照射した結果、従来のものより強い芽無し性があり、早生でありながら切り花品質が優れ、濃黄色を持つより有望な3系統が得られました。今年度は、これら系統の現地適応性を明らかにするために現地で生産実証を行っています。
●問合せ先
花きグループ 企画指導担当
0977-66-4706
当研究部の金古美輝夫業務技師が全国林業試験研究機関協議会から、第3回研究支援功労賞を受賞しました。
これは、氏が23年間、林業研究部において試験研究の効率的遂行に対し、技術・経験・知識を活かし、研究員に対して補助、支援に努めたことが認められたものです。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
県内でアユやエノハなどを養殖している内水面養殖漁業者等約30名を対象に別府市内で講習会を開催しました。魚病の発生状況や近年の傾向、トピックなどを報告しました。
参加者は熱心に聴講するとともに、互いに情報交換も行なうなど、貴重な機会になりました。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
12月4日に、大分県職員(農業)の仕事に興味がある大学生3名を対象にインターンシップを実施しました。
午前中は土壌・環境チームの業務を説明し、土壌炭素調査の実習を実施しました。午後は葉根菜類・茶業チームで白ねぎの栽培試験を説明した後、実際に白ねぎの収穫を行い、皮を剥くなどして商品の状態まで調製してから、重さや軟白長等の調査を行いました。
当部では、学生の県農業分野の業務に対する理解が深まるよう、今後もインターンシップ学生を受け入れていきます。
●問合せ先
農業研究部
土壌・環境チーム 0974-28-2072
葉根菜類・茶業チーム 0974-28-2082
正月用の養殖ブリの出荷がまもなく始まります。当研究部では年末に出荷する「かぼすブリ」の品質が基準を満たしているかどうか調べるため、出荷前検査を実施しています。品質をチェックすることで、味よし・香りよし・見た目よしの「かぼすブリ」を養殖業者は安心して出荷できます。
●問合せ先
水産研究部 養殖環境チーム
0972-32-2155
漁業後継者育成のため、県漁協は県と連携し、新規就業者が漁業に関する知識や技能を習得する漁業学校を開校しています。その一環として、漁船漁業を志す研修生2名に、当グループでは3回目となる講義を行いました。
藻類担当研究員から「海藻生態学」の講義と建材ブロックを使った藻類増殖手法の実習を、栽培漁業担当研究員から「栽培漁業」の講義を行い、研修生は熱心に取り組んでいました。
●問合せ先
北部水産グループ 資源増殖チーム・養殖環境チーム
0978-22-2405
11月28日に津久見市内の港で、放流魚と分かるための標識として左右片方の腹びれを抜去したキジハタ(平均全長約9cm)それぞれ2,200尾ずつを、港内と港外の岩礁帯に放流しました。
今後「港内」と「港外」での定着状況や摂餌状況を調査し、どちらが放流場所に適しているか検討します。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
佐賀大学名誉教授の新井先生をお招きし、「AIによる衛星データ解析に基づく農林水産資源管理」について、研究員対象の講演会を開催しました。また、当チームで取り組んでいる「画像診断による一番茶萌芽日特定技術の開発」について先生から助言いただき、今後の実用化に向けて参考になる議論ができました。
(萌芽:お茶の樹から新芽がでること)
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
県に採用されて4年目の林業職員と市町村林業担当職員等を対象とした研修会がきのこグループで開催されました。
今回は座学と菌床ブロック製造の研修を行い、午後からは菌床シイタケの一貫生産者の視察を行いました。
●問合せ先
きのこグループ 企画指導担当
0974-22-4236
シイタケ原木の伐採・玉切り時期が、シイタケ生産に与える影響を調査するため、11月に伐採・玉切りを行った原木を心材部と辺材部に分け、含水率を計測しました。1月と2月に伐採・玉切りする原木も同様の調査を行い、比較します。
注)玉切り:管理しやすいよう約1mに切断すること。
●問合せ先
きのこグループ 企画指導担当
0974-22-4236
当グループで飼育していた病気に強いクルマエビ(国の研究機関が中心となって作出した系統:タイムリー情報No1743参照)が一定の大きさまで成長したので、親エビとして県内養殖業者に試験出荷しました。
今後、これらのエビから種苗をつくり、来年の生産が行われます。当グループでは今後も効果を検証していく予定です。
※生研支援センターイノベーション創出強化研究推進事業「クルマエビの耐病性品種の育成と管理に関する技術開発」により実施(国、大分県、大学他)。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
11月26日に県漁協津久見支店が従来から放流を実施している津久見湾湾奥で、平均全長13.6cmのキジハタ168尾を当部が放流しました。
企業の船着場が近く、船舶の往来も激しいことから、放流後の追跡調査が難しい状況であったため、ダートタグ(写真の黄色の物)を装着することにより、放流後の移動生態などの把握精度が高まることが期待されます。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
11月19日に、野菜担当となった1年目の普及職員に対して研修を行いました。今回も県の普及職員に加えてJAと大分市の職員も参加し、農業研究部で行っている白ネギの肥料コスト削減に向けた栽培試験について説明しました。その後、出席者は白ねぎの収穫を行い、皮を剥くなどして商品の状態まで調製してから、重さや軟白長等の調査を行いました。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
11月8日に、野菜担当となった1年目の普及職員に対しての研修を行いました。今回は、県の普及職員に加えてJAと大分市の職員も参加し、カンショ収穫機(写真)による収穫を体験しました。また、貯蔵したカンショの糖度調査を行うなど実践的な技術を習得しました。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
農業用ハウスでの防除省力化を目的に、当チームで試験導入した自走式防除機の性能について、永松研究員が園芸学会秋期大会にて発表しました。内容は、散布水の付着程度を比較検討することで、慣行樹形よりも垣根樹形で同防除機が有用であることが明らかになったもので、本会で多くの方から垣根樹形や同防除機について質問を受け、今後の参考になる議論ができました。
●問合せ先
果樹グループ 温州ミカンチーム
0978-72-0407
国東市における「たまねぎ」の産地化に向けて、機械定植に適した育苗方法を農業研究部の場内ハウスで検討しました。今後、育苗培土の種類や育苗トレイの下に敷く資材等が、根鉢の形成にどのような影響を与えるか検証していきます。
※根鉢:容器の中で根が張り土と一体化して崩れにくくなる状態
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
冬を代表する鉢花といえばシクラメンが筆頭です。花きグループでは定番の花色である赤やピンク、白に加え、フリルの花びらを持ち、バラのような香りを放つ品種(ファルバラローズ)など様々な種類のシクラメンを試験の一環で栽培しています。当グループでは場内販売を行っていますので、お気軽にお越しください。
●問合せ先
花きグループ 企画指導担当
0977-66-4706
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