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令和7年12月18日 津久見川河川激甚災害対策特別緊急事業が2025年度『グッドデザイン賞』を受賞したことを受け、関係者が県庁を訪れ、受賞報告を行いました。 津久見川は、平成29年に台風18号により甚大な被害を受けたことから、河川激甚災害対策特別緊急事業として河川改修工事を実施し、令和5年に完了しました。この事業は、安全性の向上だけでなく、景観との調和やまちづくりの一体性を重視し、住民、津久見市、県、福岡大学が協働して取り組んだ結果、被災前よりも豊かな河川空間を創出したとして、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。 津久見市長の石川正史さんは、「県、福岡大学、津久見市の三位一体の取組の成果で、関わったすべての方々の思いが結集したからこそ、今回の受賞につながったと思っています。大変ありがたいことに、事業完了後は、周辺の通行量が増え、また、イベントなど空間の活用も広がっています。津久見市としては、復興の象徴として、今後もこの河川空間を大切にしていきたいです」と、あいさつしました。 福岡大学工学部社会デザイン工学科教授の柴田久さんは、「グッドデザイン賞の審査の際の評価点として、『激甚災害対策特別緊急事業』のため6年間という時間の制約がある中、クオリティの高い河川空間が完成したことが、全国的にも珍しかったためと考えられます」と受賞の喜びを語りました。 佐藤知事は、「皆さんの力を結集して取り組んだ成果が、優れたまちづくりとして評価されたことに対し、敬意を表します。災害に強いまちづくりは何より大切だと思います。今後も、より素晴らしいまちづくりのため、頑張ってください」と、受賞を称賛しました。
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