令和8年9月17日知事定例会見
動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和8年9月17日(木曜日)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。
第20回アジア競技大会に出場する大分県ゆかりの選手について
「第20回アジア競技大会」が令和8年9月19日から愛知県を中心に開催されます。アジア最大級のスポーツ競技大会で、45の国・地域から約1万5千人の参加が見込まれ、日本での開催は東京、広島に次いで3回目となります。
大分県にゆかりのある選手としては、空手道競技の西山選手やフェンシング競技の江村選手、上野選手などはメダル獲得が期待されます。また、先日、壮行会も行いましたが、本県在住の選手としては、西山選手と大分県警の財津選手(ライフル射撃)が出場します。財津選手は先日のあおもり国スポでも優勝している選手です。大分県ゆかりの選手をはじめ日本選手の活躍を、大分から応援していきたいと思っています。
配 布 資 料:第20回アジア競技大会に出場する大分県ゆかりのアスリート一覧 [PDFファイル/124KB]
令和8年「秋の全国交通安全運動」の実施について
令和8年9月21日から30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」を実施します。
本県の開始式・出発式を、明日(令和8年9月18日)の午前8時から県庁前広場で開催します。式では、第57回交通安全こども自転車大分県大会で優勝した、竹田市立豊岡小学校の児童4名による自転車の実技や交通安全宣言を行っていただきます。その後、パトカー・白バイ隊の出発式を予定しています。
県内の交通事故発生件数、死者数、負傷者数、重傷者数は前年同期と比べて減少していますが、過去最少の一昨年(令和6年)と比べると死者数が4人増加している状況です。これからの時期、夕暮れ時から夜間、早朝にかけて歩行者が見えにくくなるため、事故が増加する傾向にあります。十分に気をつけていただきたいと思います。
また、県内の薬局を通じて高齢者に反射材を配布し、着用を促すことで、夕暮れや夜間における歩行者の交通事故抑止を図っていきます。
「歩行者の安全確保」や「反射材用品の着用推進」など3つの運動重点項目を掲げ、市町村や関係機関・団体と協力して交通安全の啓発に取り組んでいきます。県民の皆さんにおかれましても、マナーアップ、早めのライト点灯などを徹底して頂ければと思います。交通事故を起こしてしまうと、命が失われることもあり本当に大変です。交通事故の防止に努めていただきたいと思います。
配 布 資 料:令和8年秋の全国交通安全運動開始式について(プレスリリース) [PDFファイル/394KB]
秋の全国交通安全運動 チラシ [PDFファイル/4.83MB]
動物愛護ボランティア団体等支援クラウドファンディングの実施について
動物愛護の取組はボランティアの皆さんによって支えられている部分が多くあります。そのような活動を行っているボランティアの方々の経済的負担(フード代や医療費など)を少しでも軽減するため、クラウドファンディングを初めて実施します。
動物愛護週間(令和8年9月20日~26日)に合わせて令和8年9月20日にスタートし、12月18日までの3ヶ月間実施します。目標金額は200万円です。
支援を希望するボランティア団体の募集は令和8年11月1日から開始します。支援対象となる活動は、犬猫の殺処分減少につながる活動として、「ミルクボランティア」、「譲渡が困難な犬猫の飼育・譲渡活動」、「多頭飼育への対応」の3つです。支援を希望される方は、公益社団法人大分県獣医師会にお問い合わせください。
ボランティアの方々が支えてくださっている活動を支援し、犬猫に幸せな未来を届けることができますよう、県民の皆さんのご支援をよろしくお願い申し上げます。
配 布 資 料:クラウドファンディング募集 チラシ [PDFファイル/9.72MB]
支援対象ボランティア団体募集 チラシ [PDFファイル/1.08MB]
第28回大分県民芸術文化祭について
第28回となる今回は、令和8年10月1日から11月30日まで、県内各地で様々な分野の団体による31の行事が開催されます。
令和8年9月27日の開幕行事では、iichikoグランシアタで、キッズシアタープロジェクト2026(にーぜろにーろく)「ボクの地球(エルダ)を探して」が上演されます。
小学1年生から大学生まで55名が出演します。約9割が演技未経験者ですが、プロの演出家や舞台スタッフ、キャストの皆さんと約1年間にわたり稽古を重ね、見事な舞台作品を創り上げました。
子どもたちの挑戦を、ぜひ多くの県民の皆さんにご覧いただきたいと思います。
また、県内企業の協力により「キッズシアターコーヒー」を公演当日に会場で販売します。お買い求めいただくことで、このような活動の支援につながる仕組みとなっています。
さらに、令和8年11月28日には、「大分市民合唱団ウイステリア・コール第70回定期演奏会」が開催されます。作曲家の三宅悠太さんを指揮者に迎え、県内の中学生・高校生等との合同演奏など、多彩なプログラムが予定されています。
大分県は世界的にも、国内でもレベルの高い様々な芸術活動が行われていると思います。そのような芸術活動に関して、県民を挙げての取組がこの大分県民芸術文化祭です。ぜひ多くの県民の皆さんに芸術の秋を満喫していただき、参加される方々も日々の練習の成果を存分に発揮されることを期待しています。
配 布 資 料:第28回大分県民芸術文化祭 リーフレット [PDFファイル/3.25MB]
記者質問
動物愛護ボランティア団体等支援クラウドファンディングの実施について
(記者)
今回の取組は県としては初めての取組とのことだが、九州内でも初となるのか。また、支援対象となる団体の想定数は決まっているか。
(佐藤知事)
まず九州内では、福岡県、佐賀県、宮崎県で実施しています。市町村単位では、福岡県内の3市、佐賀県内の1市、長崎県内の1市、宮崎県内の1市、鹿児島県内の2市で、計8市です。大分県内の市町村では、日出町が令和5年度から令和7年度まで実施し、目標額は100万円ほどであったと伺っています。
(生活環境部審議監)
支援対象の団体数ですが、県内にはおおむね20から30団体程度あります。今回は約20団体、1団体あたり10万円程度を想定して予算を組んでいます。
福岡県との連携によるNHK大河ドラマ誘致活動について
(記者)
今後、民間団体等も協力して要望に行くとのことだが、どのような構成で具体的にいつ頃に要望に行くのかなど、方向性が決まっていれば伺いたい。
(佐藤知事)
具体的には、NHKの会長等とお会いする時間を調整する必要があるため、1月ごろで調整しているところです。前半は大友宗麟、後半は立花宗茂といったイメージで、1年間の放送枠を半々ずつにする構想です。
私が構想している内容としては、前半は、特に南蛮文化や西洋音楽、西洋医学、国崩し〈大砲〉といったものが入ってくる入口部分です。また、キリシタン大名としての文化的背景や取組が描かれます。当時のヨーロッパから見ると、九州=豊後・大友宗麟という認識になっています。天正遣欧少年使節の4人をローマに派遣した国際的な動きや、ザビエル、アルメイダ、フロイスといった人々がそれをどう見ていたかを描きます。あわせて、北の守りを固めていた立花氏や、高城・耳川の戦いなどで敗れていく経過も描かれます。しかし、そこで終わってしまうと大河ドラマが暗く終わってしまいます。
したがって後半です。大友家の家臣団が非常に強力だったことが特徴ですが、仏教派とキリシタン派の内部抗争があり、統一が図れなくなって弱体化したのが本質だと考えています。その中で最強の家臣であった高橋紹運、その息子である立花宗茂が北を固め、領国を経営していきました。同じく家臣であった戸次道雪の娘であり、立花宗茂の妻となったぎん千代も活躍しました。その後、豊臣秀吉にも高く評価されて大きくなりました。
関ヶ原の戦いでは、家臣から徳川方につくべきだという意見もありましたが、豊臣家に大変大きな恩義があったため西軍につきました。関ヶ原へ向かう途中で各地の城を攻略していたため合戦当日に間に合わず、西軍が敗れたことで全領地を没収されて一度没落します。そこから再び復興していくというストーリーを掲げてNHKの方々と話をしたいと考えています。
(記者)
福岡県を含めた他県と連携して大河ドラマの誘致をアピールしていくのは、今回が初めてか。
(佐藤知事)
大分県としては初めてだと思います。実際には複数の地域にまたがることが多いため舞台が変わることはありますが、最初から連携するのは初です。
以前は、柳川市は立花宗茂だけで1年間放送してほしいと何度も働きかけていましたし、大友宗麟についても、私も市長時代から5回NHKへ要望を行ってきました。しかし、やはり協力して広くアピールし、先ほどのようなストーリーで進める方が効果的です。
大友宗麟の持つ国際性と、最後に見事に復興して徳川家光にまで認められ明治まで続いていく立花宗茂の物語を組み合わせることで、ドラマとしてもまとまりが出てきます。このように連携して大河ドラマの誘致活動をしていく取り組みは大分県では初めてです。
(記者)
福岡県との連携は大分県側から働きかけて実現したのか。
(佐藤知事)
福岡県の知事や副知事とは何度も話をしており、シナリオのようなものもお見せしていました。また、大分市にある南蛮Bvngo交流館と立花家史料館の館長同士の交流もあり、イベント時にも行き来をしています。
これまでは、大分県では大友宗麟を、福岡県では立花宗茂を取り上げていただきたいと、それぞれ要望してきましたが、服部福岡県知事と話をして、「一緒にやろう」ということになりました。
九州ふっこう応援割について
(記者)
九州ふっこう応援割について、他県では予約サイトで売り切れが出るなどしているが、知事としての受け止めと、便乗値上げへの対策について伺いたい。
(佐藤知事)
観光の状況について、令和8年熊本地震が発生する前の7月末までは非常に好調でした。「涼しいおおいた」をアピールしたこともあり、由布川峡谷や男池などは前年同月比3割以上の増となるなど順調に推移していましたが、地震の影響で厳しい状況となりました。
インバウンドについては予約システムの関係上キャンセルが起こりにくく、台湾、韓国、欧米からの客足はあまり落ち込んでいませんが、国内の旅行客が前年同月比マイナスに転じる現象が8月に起こりました。トータルではわずかにプラスですが、大きな影響を受けています。
そのような中で今回の「九州ふっこう応援割」が、こうした支援措置を活用して訪れていただくきっかけになるとともに、観光地として被災から立ち直り受け入れ体制が整っているというアピールする機会にもなることから、非常に有効な施策になると期待しています。
一方で、「便乗値上げ」については、何をもって定義・認定するかは難しい問題です。しかし、この機会に乗じて、例えば2万円の補助が出るからといって宿泊料金を2万円引き上げるようなことがあれば一目で分かります。そうではなく、この施策を活用して多くの方にお越しいただけるような取組をしていただきたいと考えています。
具体的にどのような対策を取るかについて現時点ですぐにはお答えできませんが、各種予約サイトを注視し、不適切な対応が見られる場合は注意を促していくことになるかと思います。
(記者)
8月の宿泊客数について、熊本地震の影響によるキャンセルが延べ6万人泊、12億円という発表があったが、現在の影響について最新の状況があれば伺いたい。
(佐藤知事)
手元に試算データがないため後ほど担当部局へ取材していただけますでしょうか。前回の数字は、アンケート回収率約35%のデータをもとに全体へ引き伸ばして試算したスポット調査の結果であり、その後の追跡調査は行っていません。今後、継続した調査も検討する必要があると考えています。
(記者)
8月の国内宿泊客数の微減について、熊本地震の影響が長引いていると分析しているか。
(佐藤知事)
地震の影響がなければ、さらに伸びていたと考えています。7月の実績を見ると、由布川峡谷、男池などで目立つ伸びを示していたため、予定していた伸び率を下回った背景には国内客の伸び悩み・減速があることは確かです。
データでの検証はこれからですが、宿泊料金を下げて宿泊客の確保を図った施設が多いとも聞いています。そうした中で、「九州ふっこう応援割」が「安心して旅行できる」という強いメッセージとなり、需要の反転につながることを期待しています。ぜひ多くの方にご活用いただきたいです。
プロスポーツチームに係る県有施設使用料減免について
(記者)
クラサスドームの使用料減免について、大分トリニータに対する全額免除が見直されたとの報告があったが、詳細を説明してほしい。
(佐藤知事)
大分トリニータのクラサスドーム使用料については、これまで全額免除を行ってきましたが、継続可否を検討するにあたり、株式会社大分フットボールクラブの経営状況、今後の収入見込みなどを検討した結果、全額免除まで行う必要はないと判断し、90%減免に変更いたしました。
本来、条例で定められた使用料ですので、全額をお支払いいただくのが原則です。しかし、「県民・企業・行政の三位一体」で支援してきた経緯からこれまで全額免除としていたものを、経営状況を踏まえて支払える範囲でご負担いただく形とし、90%減免へ変更いたしました。
今後さらに観客が増加し収支が改善すれば、減免の幅を小さくしていくことが望ましいと考えています。一方で、チームを強化するための費用も増えていきますので、それらのバランスを見ながら支援していきます。
(記者)
大分県として大分トリニータとの関わり方や支援のあり方をどう考えているか。
(佐藤知事)
県民の声に耳を傾けながら、経営のあり方については「大分トリニータを支える県民会議」などの場で様々な議論を行い、あるべき姿を常に検討していきたいと考えています。
現在の目標は、県もトリニータも目指しているJ2からJ1への昇格に向けて、体制をしっかり整えることです。そのためには費用がかかる部分もありますが、集客に加え、地域貢献(地域のこども向けサッカー教室など)の取組も進めてもらっています。
スポンサーについても、大分県内の企業や台湾の半導体企業などが応援してくれています。トリニータ自身の営業努力を評価しつつ、県としても必要な支援を行っていきます。使用料の減免についても、県民の皆さんのご意見を伺いながら、経営状況に合わせて柔軟に対応していきます。
(記者)
トリニータの使用料減免の状況について公表はしていたのか。
(佐藤知事)
これまで全額免除であったことは議会などを通じて公表・説明しており、県民の皆さんも周知の事実であったと認識しています。
制度変更の公表については、条例に基づく減免規定(災害や知事が特に必要と認める場合などの包括規定)を適用してきた経緯があります。トリニータが経営危機に陥った際の借入金(約2億円)の返済が完了したことも、一つの契機となっています。
減免の具体的な内規(大分県有施設使用料減免基準)自体は公表しておりませんが、減免の実施については規定に則り議会へ説明しています。予算書にも使用料収入の減額として反映されております。本来の規定であれば約1億円の使用料がかかるところ、9割免除(約8,800万円免除)として予算計上したことで負担が発生することが明確になり、注目を集めているのだと理解しています。
(記者)
運用上の変更であっても関心の高い問題であり、県民やサポーターへ直接説明すべきだったのではないか。
(佐藤知事)
そうですね。大分トリニータに対する支援策として、例えば「大分県民デー」において親子無料招待事業(約3,000人規模)を実施するなど、スポーツ振興と入場者数増加に向けた取組も県として行っています。
その他のスポーツについてもツール・ド・九州や大相撲の無料招待など、スポーツ振興と地元プロチームの育成という観点から支援を行ってきました。ただ、関心が高い事項であるため、議会だけでなく県民の皆さんへもより丁寧な説明を行うべきだったと感じています。議会や予算編成の段階で説明は行っていますが、伝わりにくかったのかなと思います。
東九州新幹線早期実現に向けた総決起大会について
(記者)
東九州新幹線早期実現に向けた総決起大会について、調整状況を伺いたい。
(佐藤知事)
場所は宮崎県、日程は10月で調整がついています。
東九州新幹線がケーススタディの対象路線に選ばれたことを受け、関係4県1市(福岡県・大分県・宮崎県・鹿児島県・北九州市)が一体となって決起し、その重要性を発信することには大きな意義があります。
これまでも各県でシンポジウム等を開催してきましたが、一同に集まって発信することで発信力はさらに高まります。今後はケーススタディを経て、法定調査など次のステップへ早くに移行できるよう、弾みをつけていきたいと考えています。
(記者)
決起大会には各県、北九州市のトップ全員が参加するのか。また、ケーススタディの調査内容で新しい情報は入っているか。
(佐藤知事)
期成会の事務局が宮崎県であるため確認中です。ケーススタディの調査内容については、現時点で報道されている以上の新しい情報はありません。





