
令和7年3月3日知事定例会見
動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和7年3月3日(月曜日)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。
タイガーエア台湾の新規就航について
大分空港の国際線の直行便としまして、タイガーエア台湾による、大分-台北線が4月2日から週2便で運航することが決定しました。
まずは今回新規就航を決断いただいたタイガーエア台湾の皆さんに、それからご尽力をいただいた関係の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。
台湾と大分を結ぶ長期間にわたる直行便は、2017年10月まで就航していました大分-台中線以来、約8年ぶりの再開ということであります。
今回は、県民の皆さんから直行便就航を待ち望む声をいただいた台湾最大の都市、台北と大分を結ぶ初の路線となります。
ようやく就航が決まりまして私も大変うれしく思っています。
台湾の方には、ぜひ大分の温泉をはじめとしました、県内各地をめぐっていただいて、魅力に触れていただければと思います。
また、タイガーエア台湾は福岡、佐賀、宮崎にも就航していますので、大分を中心とした、九州周遊、それからフェリーを活用することで四国の方面の空港を利用した周遊、また大阪・関西万博の開催で関西からの集客も見込まれておりますので、さらなる観光誘致・誘客も期待しております。
一方で提供される座席が1便180席なんですけれども、48席分は県民の皆様にご購入をいただけます。
ぜひ直行便の快適さを感じていただいて、台湾とのビジネス利用、旅行を楽しんでいただきたいと思います。
今回の就航で半導体産業、農林水産業、それから議会でも一生懸命取り組んでいただいています教育分野などで、関係がさらに深まることを期待しております。
経済交流、企業誘致につなげていきたいと思います。
4月2日はタイガーエア台湾の方に台湾から来ていただいて式典を予定しているところであります。
多くの方にご搭乗いただいてこの便が長く定着しますように、取り組んでいきたいと思いますので応援をよろしくお願いしたいと思います。
配 布 資 料:・タイガーエア台湾の新規就航について [PDFファイル/393KB]
台湾訪問について
3月18日から20日まで、台湾のトップ企業が集まる中華民国三三企業交流会の定例会に行きまして、大分の魅力発信等、講演や意見交換を行うということで、台湾・台北市に訪問いたします。
三三企業交流会については、昨年8月の台湾プロモーションの際に、写真もありますけども、黄副理事長さんなどとお会いしました。
その後10月に、三三企業交流会の皆さんが、大分県商工会議所連合会とのMOUの締結のために来県をされまして、その林理事長から大分の魅力を紹介する講演をしてほしいという依頼がありまして、今回、台湾を訪問することとなったものであります。
定例会には、台湾主要企業の経営層の方々が多く出席をされますので、半導体産業でありますとか、農林水産業、ビジネス環境、観光、県産品などの本県の幅広い魅力をしっかりと伝えていきたいと考えております。
このような取り組みで台湾との経済交流を進めていきたいと思います。
配 布 資 料:・台湾訪問について [PDFファイル/893KB]
大分県公式健康アプリ新・「あるとっく」リリースについて
県では健康寿命日本一の実現に向けて、県民の運動習慣の定着を支援するための「おおいた歩得」を平成30年度から運用しまして、これまで約10万人の方に登録いただいております。
今回、利用者の意見をいろいろいただいていますので再開発を行い、機能の充実を行いまして、魅力を増した新アプリが完成しました。
本日から配信と試験運用を行います。
新アプリの名称は、現行アプリの利用者になじみのある、ひらがなで「あるとっく」としております。
基本的な機能は歩数集計など現行アプリの要素を継続しつつ、新しい機能としてポイント消費型を取り入れまして、貯めたポイントを使って飲食店などの協力店でサービスを受けたり景品を貰ったりすることができます。
また、健康チェック機能で、生活習慣、健診などの記録ができます。
そしてコラム動画で健康づくりの情報を得ることもできます。
アプリのイメージをいくつかご覧いただきたいと思います。
まず、トップ画面は歩いた歩数、獲得ポイントが表示されます。
獲得したポイントは、協力店でのサービス、抽選応募に使用できます。
続いて健康チェック記録の画面ですが、生活習慣チャレンジでは、6つの項目を確認しまして、達成すればポイントを獲得できます。
最後に、イベントの画面ですけれども、新たにコラムや動画のコンテンツが追加されまして、いろいろ楽しんでいただけると思います。
4月1日の本格稼動に向けましてぜひ皆様ダウンロードしていただいて、みんなで歩いてお得に健康になっていただきたいと思います。
配 布 資 料:・大分県公式健康アプリ新・「あるとっく」リリースについて [PDFファイル/756KB]
・大分県公式健康アプリ新・「あるとっく」リリースについて [PDFファイル/1.18MB]
県内プロスポーツチーム等のシーズン開幕について
今日はちょっと雨が降っていますが、日増しに暖かくなってきまして、スポーツのシーズンを迎えています。
まず大分トリニータ、開幕戦に1万4,000人来ていただいて、今年はちょっと違うなという印象を皆さん持っていただいたと思います。
残念ながら、土曜日はいい試合だったんですけれども敗れました。
今12位ということで、何とか今年こそJ1昇格を果たしてもらいたいと思っております。
そして、大分B-リングス、野球の独立リーグ、九州アジアリーグに参戦し、昨年は2位でした。5年目を迎えます今年は今月15日に臼杵市の「フジジンの杜スタジアム」で、熊本の火の国サラマンダーズと開幕戦を迎えます。
今年は、念願のリーグ優勝を果たしてほしいと期待しています。
自転車ですけれども、スパークルおおいたレーシングチーム、もうシーズン始まっておりまして、3月16日開催のツール・ド・台湾にも出場をする予定になっております。
そして横浜キヤノンイーグルス、ジャパン・ラグビー・リーグワンということで、お配りしておりますチラシをご覧いただきたいと思います。
3月30日にクラサスドーム大分で、現在10位のトヨタヴェルブリッツと対戦をします。
横浜キヤノンイーグルスは現在5勝5敗で12チーム中5位ということでありまして、今シーズンのスローガン「ともに超える」には、昨シーズン到達できなかった日本一を目標に、という思いが込められております。
まずはプレーオフ圏内の順位を目指して頑張っていくということでございます。
30日の試合につきましては、チーム及びOne Rugby One Oita推進委員会によりまして、3つの招待事業もあります。
九州での今シーズンのディビジョン・ワンの試合はこの試合含めて5試合だけですので、ぜひこの招待も活用いただいて、迫力あるプレーを見ていただきたいと思います。
この他に、バサジィ大分、Fリーグは2月にシーズンが終了して9位でしたけれども、新シーズンに向け調整をして、悲願の優勝を果たしていただきたいということであります。
様々なプロスポーツチームが地域と密着しながら活動しておりまして、これはやはり地域の元気にも繋がりますので、県民の皆様にはぜひ試合会場に駆けつけていただいて応援をしていただければと思っているところでございます。
配 布 資 料:・県内プロスポーツチーム等のシーズン開幕について [PDFファイル/1009KB]
第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭について
第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭のチケットの一般販売が、3月15日(土)から開始されますので、お知らせします。
今年の音楽祭は、4月20日(日)のしいきアルゲリッチハウスでのコンサートを皮切りとしまして、7月13日(日)まで開催されます。
アルゲリッチ総監督は5月14日(水)の東京公演、5月21日(水)の大分公演、5月23日(金)の別府公演、5月28日(水)の東京公演に出演する予定であります。
1998年に始まりましたこの音楽祭は、25回目の節目の年ということでありまして、しいきアルゲリッチハウスでのオープニングでは、昨年の第12回浜松国際ピアノコンクールで、日本人初優勝しました鈴木愛美さんの演奏、そして大分県出身の若手演奏家によるコンサートなど、多彩なプログラムが行われる予定です。
そして、大分公演は、第25回記念の特別公演ということで、より多くの方にアルゲリッチ総監督の演奏を楽しんでいただけるように、特別価格でのチケットの提供のほか、親子25組50名の無料招待も行う予定にしております。
さらに、別府公演では、ジェネーブ国際音楽コンクールのチェロ部門で、日本人初優勝の上野道明さんを迎えて、アルゲリッチ総監督と共に、室内楽公演をお届けいたします。
ぜひ早めにチケットをお求めいただけたらと思います。
加えて5月17日(土)には、大分クラッシックフェスティバルを開催予定です。大分駅前などで、フィルムコンサートや県内芸術団体によるステージイベントを行う予定にしております。
ザルツブルク音楽祭のように、大分中をクラシック音楽でいっぱいにしようという取組、昨年に続いての取組であります。
ぜひお楽しみいただければと思います。
配 布 資 料:・第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭について [PDFファイル/2.94MB]
広域交通ネットワーク構想に関する地域別説明会について
東九州新幹線、豊予海峡ルート等の実現に向けての機運醸成ということで、2月に県内各地7か所で説明会を行ったところです。
延べで260名の方に参加をいただきまして、多くのご意見いただきました。
個別の質問等もぜひまた取材いただければと思いますけれども、例えば「東九州新幹線のルートはどうなるのか」、「豊予海峡ルート完成までの間、愛媛との交流を深める必要があるのではないか」、「東九州新幹線と豊予海峡ルートに期待しているので、早期着工をお願いしたい」、「こどもや若い世代に知ってもらう機会を設けた方がよいのではないか」等、いろんなご意見をいただきました。
そのため、機会をとらえて広域交通ネットワークの整備効果、検討課題等を県民の皆様に説明して機運をさらに高めていきたいと思います。
2月には、岡山の山陽放送さんで特別番組の企画をしていただきまして、私と香川県知事が出席し、宮崎県の河野知事がオンライン参加、愛媛県の中村知事が録画参加、岡山県の伊原木知事もいろんな意見交換しているところの様子が分かる画像等を通じて参加されていました。
また、田中角栄さんのときに日本列島改造論を書いた小長啓一さんという95歳の方が出席されました。
通産省の事務次官を務められて、岡山大学出身なので岡山の方々にとりましてはレジェンドみたいな方です。
対談をいただきまして、私も久しぶりに先輩にお会いしたんですけど、本当かくしゃくとしておられて、大変うれしい思いをしたんですけど、その様子がおそらく3月後半に、山陽放送で放映される予定です。
大分県内でも放送するとお伺いしておりますので、ぜひまた見ていただいたら、各県がどういう連携をしながら、どういう意見をそれぞれ知事同士で交わしながら、広域交通ネットワークの取り組みをしようとしているのかが分かるかと思います。
非常に熱の入ったよい意見交換ができたかなと思いますので、またご注目いただければと思います。
配 布 資 料:・広域交通ネットワーク構想に関する地域別説明会について [PDFファイル/111KB]
令和7年度定期人事異動について
令和7年度の職員の人事異動について申し上げます。
先般公表しました組織改正や退職・採用に伴う職員の人事異動につきましては、4月1日付でございますが、3月18日(火曜日)に内示を行いたいと考えております。
異動規模につきましては、現在人事異動作業中であり、概ね例年並みの1,700人規模となる見込みであります。
詳細につきましては、3月18日(火曜日)の人事異動内示日の際に、改めて私の方から考え方をお示しいたします。
配 布 資 料:・なし
記者質問
タイガーエア台湾について
(記者)
タイガーエア台湾の誘致は県民の声を受けてというところもあるようだが、誘致はどのようなアプローチでうまくいったのか。
知事が台湾で講演されたということも含め、大分県としては台湾を非常に重視しているが、関係を密接に築いていく上でどういう方針でやっていきたいのか。
(知事)
アプローチは、8月に台湾プロモ-ションで台湾を訪問したときにタイガーエア台湾本社へ行きまして、会長、社長とお会いし、改めてぜひ大分空港との間の直行便をお願いしたいという話をしました。
その時に、もう非常に前向きなお話をしてくれて、例えば地上支援業務グランドハンドリングの人員はちゃんと準備ができるのかとか、燃料は供給できるのか、などという話がありました。グランドハンドリングは私たちが責任をもって何とかしますなどと伝えました。
燃料はすぐ近くに立派な製油所がありますから、他のところと比べても圧倒的に有利です、などといろいろなことをお話しました。
タイガーエア台湾の方々から、「今度は観光業のみなさんを連れて大分に行きます」という話をいただき、「ぜひお待ちしています」と話しました。
12月に、会長や観光業の皆さんが一緒に大分にお越しいただいて、その時にいろいろな場所を案内したんです。
会長はピアノが非常に上手い方で、道の駅「たのうらら」に行きましたらピアノが置いてありまして、そこのピアノをたくさん弾き、大分は素晴らしいところだなと言っていただきました。いろいろなところでピアノを弾けたというのも非常によかったんじゃないかと思います。
帰りにはアルゲリッチ音楽祭のDVDも渡しました。
観光業の皆さんにあちこち見ていただいた時に、大分というのは多様な人たちを連れてこられる、誘客の商品が組めるという感触を持ってもらったんだと思います。それからさらに話が進みまして、正式には先週、就航をしますという話がありました。
事務方の努力が身を結んだので大変うれしいなと思いますし、ピアノを弾いてアルゲリッチの話ができたのもよかったと思っています。
それから、ご存じのとおり、台湾を訪問したときに、例えば日田梨、焼酎、ブリを持っていって、佐伯市の田中市長や日田市の椋野市長も一緒に行って、台北のデパート そごうでは、ブリの解体ショーをやり、非常に人気がありました。
それから半導体関係では、大分県LSIクラスター推進協議会理事の(株)スズキの鈴木社長さん、大分県LSIクラスター推進協議会会長で(株)ジャパンセミコンダクター社長の川越さんが、台湾の半導体企業の方々と交流会を台湾と大分の両方で何回も行っています。今後は、大分だけではなく、熊本や四日市、ジャパンセミコンダクターの本社がある岩手とも一緒にやっていきましょうということで、さらに交流が深まって、半導体の関係の交流が非常に深まっていきます。
それから三三企業交流会と大分県商工会議所連合会の間でMOUが締結されましたから、半導体に限らず中小企業の皆さん、大分の企業の皆さんと、台湾の皆さんの交流がさらに進められると思います。
それから教育は、教育庁と県議会議員の皆さんが一緒に行ってMOUを結ばれました。
高校生の交流をこれからやっていこうということを決めてきましたけど、これも長い間の県議会を中心とした交流が身を結んできたということであります。
教育での交流も、大分のこどもたちにとっても台湾という異国の地でいろいろ勉強すべきところもありますし、台湾の皆さんも大分に来ると非常にいろんなところで喜んで、キャラクターも大好きですから、めじろんとか、ハーモニーランドのキティちゃんなんかも大変人気があります。そういう交流もできると思います。
台湾は半導体という非常に世界の中でも重要な産業を有していますし、大分にとりましても、農水水産物の大きなマーケットでもあるし、日本の中で半導体というと、大分、今はちょっと熊本もありますけど、そこがやはり代表選手でありますから、そういう意味で交流をさらに深めていきたいと思っています。
(記者)
タイガーエア台湾は10月までの限定的な就航ということだが、延長、その他の新規路線に向けた考えは。
(知事)
やはり使っていただけるかですね。
お客さんがほとんど乗っていないと継続されるかどうかということになりますから、そういう意味ではしっかりPRをしながら、48席分は大分の人達に乗ってほしいということでリザーブされているわけですから、県民の皆さんに利用してもらえるように働きかけ、週2便が増便されていくことを期待したいと思います。
九州各地に、タイガーエア台湾が飛んでいますので、そこを繋いでいくような、九州を周遊するような提案をしながら引き続き取り組んでいきたい。
(記者)
現時点でタイガーエア台湾から延長などの話はあるのか。
(知事)
私は聞いていないです。まずはスタートですね。
(記者)
1月の県観光統計調査で外国人観光客のインバウンドは過去最多の数字に。
加えて台湾からの観光客も増加傾向が続いていることへの受け止めは。
またそのメリットについてどう感じているか。
(知事)
国別でいうと韓国が最も多くて、台湾が2位になっていて、中国はまだ増えていませんが、これから増えてくるのではないかと思います。
どこの国ということではなくて、インバウンドの誘致客に向け魅力を発信していきます。
東南アジアからは、特にAPUにたくさんの学生さんがみえていますので。
そしてやはり欧米からも着実に増えてきていますので力を入れていきます。
この間、別府商工会議所の西会頭の話を聞いたところでは、コロナの間に客室が1,500室増えているんだそうです。
私が思うのは、ラグビーワールドカップの時に、欧米からチームやそのサポーターがいっぱい来まして、来てみて今まで知らなかった大分、別府が素晴らしいじゃないか、また行こうという機運が高まったんじゃないかと思うんですね。
特にANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパをはじめとしまして、単価の高い豪華版の宿泊施設が増えてきて、アジア、欧米の観光客のみなさんも増えだしています。
例えば臼杵に住んでいるフランス人の方、姫島に住んでいるオーストラリア人の方が本国に向けてYouTubeやSNSで大分県の魅力を発信してくれています。
また、毎年行われている臼杵市黒島のリーフデ号関連の式典には、今回も10数人、オランダから観光客がお見えになったようです。
ラグビーワールドカップの効果もあり、欧米の方々がこれから増えるでしょうし、特に今年は大阪・関西万博がありますから、万博に来られた方々が、関西だけ回って帰国するのではなくて、ぜひ大分まで来ていただいて大分の魅力に触れていただいて、またファンになっていただけるとうれしいと思っています。
さらに、スポーツの合宿では、日曜日まで、韓国代表のライフル射撃チーム、パリ五輪でメダルを取った選手がずらっと、そして明治大学の射撃部 野畑さんも含め来てくれて、国際試合が行われました。
青山学院大学の駅伝部は10回目ですかね、いつもクラサスドーム大分の周りで合宿をしています。
フェンシングは、毎回、国際的な強豪のチームが来て合宿をしてからオリンピックや国際大会に参加したりしていました。このような形で、アジアが中心ですけどアジア以外の方々もますます増えていくんじゃないかと期待しているところです。
(記者)
タイガーエア台湾、座席内訳180席のうち48席が県民向けに販売中ということだが就航初日の4月2日やゴールデンウィーク、夏休みなどの現時点での販売状況は。
(企画振興部審議監)
2月27日に販売開始していまして、現時点で、初便は100席を超える座席が埋まっているということであります。
人事異動について
(記者)
人事異動について、例年並みの規模ということだが、現時点でどのような考え方で人事を行っていくのか、何を重視するのか。
(知事)
予算案を今、議会に上程をしておりまして、追加で補正予算も上程したところでありますけれども、令和7年度は安心・元気・未来創造ビジョンの実行元年の施策をしっかり実施できるような体制を作っていくという観点から人事を行っております。
また、やはりそういう中でも、例えば若い職員や女性職員の活躍もしっかり念頭に置きながら、人事異動を今考えているところです。
広域交通ネットワークについて
(記者)
来年度は、広域交通ネットワークの振興に関して2倍の予算が計上されているが、
どこまで進めていきたいと知事は考えているか。
どこを優先しながら進めていくのか、重点的にやっていくのか、そのあたりの考えを。
(知事)
この1年で、各自治体のトップの間で一緒に連携していこうという機運が高まってきたと思います。
片方で、例えば、豊予海峡には中央構造線が近くに通っていて危ないのではないかという議論もあるんですね。
旧日本鉄道建設公団、現在の鉄道・運輸機構から以前調査をした際の膨大な資料を借りてきまして、産業技術総合研究所に頼んで今の時点でそれを評価して大丈夫かどうかという確認作業を1年かけてやってもらいました。
結果としましては、7キロ以上離れているので大丈夫だという、当時の調査結果は妥当であるという結論をもらったのですが、そのような地道な調査というのも必要でありますから、引き続きやっていくということだと思います。
また、宮崎県知事に新幹線を一緒にやりましょうと言ったら、その時には、「いや、宮崎県民は新幹線にあまり関心がないんですよね」と言われていたんです。そのあとはもうご存じのとおり、新八代ルート、日豊線ではなくて、宮崎から直接熊本の新八代につないでそこから北上して博多につなげればよいではないかという新たなルートの議論がはじまりました。そうすると、例えば日向市、延岡市からは、絶対に瀬戸内側を通らないと困るという議論が出てきて、「県内での議論が非常にヒートアップしてきて、やっと関心が高まってきました」ということを宮崎県知事もおっしゃっていました。
東九州新幹線は、要するに宮崎県も大分県から東に曲がって四国を通って大阪に直結するということになると、大変大きな利益があるわけです。
例えば道路ができると、宮崎のいろんな農林水産物を関西マーケットや東海マーケットに送るときに、四国を通るのと北九州を通るのとでは何百キロも違うわけです、時間的にもですね。
新幹線についても同じです。
片方で、香川県の池田知事は、一緒に陳情に行ったときに、四国の4県の知事がみんないるところで、「東九州新幹線と四国新幹線が連結することによって、両新幹線の価値は飛躍的に高まります」というのをおっしゃったんですよ。
ただ、四国では、松山で止まればいいんですという案を今作っているわけです。
でも、愛媛県の中村知事と話をすると、「とりあえずまとめるうえでそういう議論をしましたけど、それは大分までつながなくていいということではなくて、まず松山までつないでくださいという議論をしているんです」と言われています。
そういうことで、徐々に機運が高まっているというのがこの一年の大きな手ごたえでありますので、それを踏まえて来年度、またいろいろな取組をしていきたいと思います。
国会でも昨年は2回にわたって総理の前で国土交通大臣が豊予海峡ルートの話と東九州新幹線についての答弁をしてくれています。
1回目は遠い未来の夢のような印象だったのが、2回目は広域交通ネットワークをつないでいくことの価値を踏まえつつ、のようなちょっと正確じゃないかもしれませんけど、そういう答弁です。
国会でも議論が進んでおりますので1歩1歩進めていくということだと思います。
記者質問(項目外)
大分市の官製談合事件について
(記者)
前回の知事会見で、知事は、大分市役所はクリーンな役所であると考えていると話したが、一方で現在警察が知事が市長時代だった時の事件について捜査している。
矛盾を感じている県民もいるので改めて認識を。
(知事)
2月18日に、私は大分市長を8年やらせていただいて、大分市役所はクリーンだと言いました。そのときの言葉の意味としては、汚職事件、贈収賄事件が在任中に起きたことはありません、という意味で、クリーンな役所だと思っておりますと話をしましたけど、その時と認識は全く変わっておりません。
今、捜査されておりますけれども、皆さんが2月18日(前回の記者会見)に語ったストーリーというのは、早川氏が、大分市役所の中で暴言を吐いて暴れて、池永さんはじめ3人がそれに耐え切れなくなって、早川氏の事務所に行って、漏らしてはいけない予定価格を漏らしたという、そういう事件があったということだったと思います。そう聞いたことがありますかというふうに聞かれたと思うんですね。
(記者)
概ねそういうことだと。
(知事)
概ねいいということですね。
そして、その時に私は聞いたことがありますかと聞かれたので、聞いたことはありませんと答えたんですけど、その答えは今も変わっておりません。
もし、庁舎の中で暴れるようなことがあると、やっぱり誰が何かが暴れていますっていう報告はあったんです。
だから、早川氏が暴れるような案件があったら報告があったはずですけど、そういうことについては私は記憶がない。
要するに捜査を進めてもらわないと分からないことなので、県警本部長にしっかりと捜査をしていただきたいというふうに思っています。
事実を解明することが大事だと思いますので、2月18日の時にも事実の解明が一番大事だと言いましたけど、今も同じ気持ちです。
もう1つ言いますと、もし暴れているとすると多分、暴行罪、脅迫罪、威力業務妨害罪などという罪名が出てくるのではと思いますが、報道を聞いている限りは今のところありません。
ですからそういうことが本当にあったのかなと思います。
それからもう1つ、池永さんと塩地さん、三原さんの3人を私はよく知っていますと、いずれも大変素晴らしい人で、というふうにお答えしました。
池永さんは、前職が鶴崎支所長でした。
8万人あまりいる住民から非常に人望がありました。
それから、塩地さんは、隣の坂ノ市支所長をやってもらっていました。
この塩地さんも一生懸命やってくれて2万人の地域の住民から人望が非常に厚かった人です。
それからもう1人、三原さんは、城崎の子ども家庭支援センターのセンター長をした方なんですね。
県の児童相談所と子ども家庭支援センターを同じビルの中に入れて連携をしながらこどもを守っていこうという仕事をしてくれました。
そういう意味で、3人とも筋金入りの市職員であって、市民の生活の向上、市政に貢献のあった人でありますので、その人たちが、脅されたり暴力を振るわれたりして、漏らしてはいけない予定価格を漏らしましたという話を、私は今の段階でも信じられないし、前回の会見でも、本当にそうだとすると大変残念ですという話をしました。
私は何の情報も持ち合わせていませんので分かりませんけれども、起訴されて、もし何か証言をする機会があれば、その機会に今と同じような話を申し上げたいなというふうに思っています。
(記者)
3人の人柄や仕事ぶりはわかったが、逆に言うと、3人の個人的な事件というより、組織的なものと考えているということか。
(知事)
要するに情報が何もないので、はっきり言ってよくわかりませんので、捜査の状況を見守るしかないというのが現状であります。
ですからちょっと評価というかコメントのしようがないんですけど、たださっき言いましたとおり、県警本部長には、しっかり真実を明らかにするべく捜査をしてくださいというふうには言いました。
(記者)
クリーンな役所だと当時思っていて、今もその考えに変わりはないと。
一方で、捜査されていて、報道、我々の取材でもお三方が認めているという情報もありますが。捜査中なので正確には分かりませんが。
(知事)
前回の会見でも、数年前(の事件)っていうのは何年前ですかね、私も知りたいところですと言いました。
今回も、私は本当にそのような事件があったのかと思っています。
(記者)
もし本当に事件が発生していた場合、市長の立場で見抜けなかったということになる。受け止めは。
(知事)
コメントのしようがないです。
本当に情報がないし、認めているかどうかも情報がありませんし、わかりません。私は自分が一緒に仕事をした仲間についてどういうふうに思っているかというのを今問われるとそういうふうにお答えをするしかありませんと。
それ以上は、情報がないのでコメントのしようがありませんというふうに申し上げました。
(記者)
早川さんと会ったことはあるのか。
(知事)
私は覚えがありません。
市長時代に、同和問題の関係では、お2人は名前を覚えていますが、その方は、早川さんでもないし、石川さんでもありません。
(記者)
部落解放同盟の関係者が優遇されていたというような話も出てきているが聞いたことはあるか。
(知事)
優遇というのはないと思っていますし、それぞれの施策の中で部落問題をはじめとしました人権問題を解消しなければならないという政策を大分市長のときにも進めておりますし、また県に来てからも進めています。
そういう施策の中で、部落解放同盟の皆さんといろんな、例えば委託をしたり調査をしてもらったりしてきておりますけど、それを優遇というふうに私どもはとらえておりません。
(記者)
知事としては市長時代にそうした認識がなかったということでいいか。
(知事)
ありませんし、優遇の前に行き過ぎたっていう言葉がついてたんじゃないですかね。
だから、私は認識を問われれば、行き過ぎたとは思っておりません。
今の県の政策も同じでありまして、そういう意味では今予算をもう上程していますけど、その中に同和問題関係予算がありますが、それについては、引き続き、政策として、議会でも議論いただいた上で、しっかりと進めていかなければいけないというふうに考えています。
(記者)
大分市が今回の件で、第三者委員会の設置を決めたことへの受け止めは。
調査依頼などがあれば当時の市長としてどう対応するか。
(知事)
まず受け止めは、通常の仕事のやり方というのは、捜査が今、警察と検察でされていますから、動向を注視しながらというのが普通かなと思います。
大分市の方で、第三者委員会を作って、いろいろな取り組みを検討するということは、それは1つの見識ではないかなというふうに思います。
ただ、どういう人が、何を対象に何を調査するのか、今言われている、入札の予定価格の漏えい事件の調査をするのかですね、その対象も分からないし、誰が調査するのかも分からないし、それから、何の相談もきていませんのでちょっとお答えしかねます。
(記者)
市長時代は、入札に関してクリーンな方向でやってきた、不正はなかったという考えか。
(知事)
繰り返しになりますけども、早川さんという人がいて、庁内で暴れて、脅して、そして暴言を吐いて、そしてそれに耐え切れなくなって、そしてそのあと事務所に行って、予定価格を漏らしたというふうなことについては、私は知らないし、当時は認識をしておりませんでしたし、今もですけど、本当にそんなことがあったのかなという思いはあります。
それを含めて、昔からの慣習ですという話が一部報道で流れていますけど、まずそこのところについては調査をしてもらいたいなと思います。
やはり、違法なことはあってはいけないことなので、もしそういう慣行でそういうことがあったとすれば、それはやはりコンプライアンス違反ですから由々しきことで、是正すべきだと思います。今の時点ではそれも含めて、事実関係を徹底的に明らかにしてほしいと。
情報が少ないので分からないのですが、もし検察まで送検されるということであれば、そこも含めて、徹底的に事実を明らかにするべき。
多分、起訴されるとすれば起訴事実の中に、ある程度そのあたりが書かれているんですよね。
それが、公判のところでどうなるかということでありますけど、私の認識としては先ほど申し上げたとおりでありまして、とてもそんなことをするような3人の方々ではない、大分市政の推進に大変貢献のあった3人であるというのが私の今の感想であります。
それと捜査はしっかりやってもらった上で事実を明らかにしてもらいたいという、両方ですかね。
(記者)
第三者委員会も含め、まずは捜査をしっかりして解明してもらいたいと。
(知事)
何か調べたいことがあるんだったら第三者委員会を作っていいんですけれど、それは要するに何を調べるために、どういう人が集まってきて、あるいはどういう期間をやるかとかいろいろあるじゃないですか。
そういうスペックをやっぱり示してもらわないと、どう思いますかと言われてもちょっとコメントのしようがないと。そういうことです。
(記者)
高圧的な話の部分は今回の容疑の内容には入っていないと認識している。
今回の容疑は、入札に関して金額を漏らした、不適切な入札を行ったということで、暴行とか威力業務妨害というのは、逮捕名に入っていない。基本的には入札価格をもらして適切な入札をしてなかったという、業者も役所の3人も、そういう容疑で今、逮捕・送検されている。
(知事)
4人が加担してたっていうこと。
(記者)
警察と検察がすべての事実を解明するのでなくて、罪を立証できる範囲でたぶん公判はすると思う。大分市がどうだったのかを調べないと、単発の事件なのか、昔から続いてきたものなのかの経緯は明らかにならないのでは。
(知事)
私も事実が分からないし、推測でこうだと思いますよと言いましたが、この間の2月18日に、最初に質問を受けた、さっき冒頭に確認しましたけど、その話ともだいぶ違いますよね。
(記者)
足立市長は会見で言われたのは、事件があって逮捕されました、その事件の背景には高圧的な要求があったということを職員から聞いていると、その先に今回の事件があるんじゃないかということ。今回の事件は暴力的な行為に基づく価格の漏えいではなく、漏えいしたという事件があって、背景でこういうことがあったと市長が聞いていて、それが事件につながったんじゃないかと言われていたので、前回の会見の中では、市長が職員から聞いたことについて当時聞いたことはないかという質問だったと思う。
(知事)
いやいやそうではなかったのでは。
今回の事件について、問われたんですよね。
要するに、議事録を見てもらったら分かると思いますけれども、早川さんが暴れて、暴言を吐いて、それに耐えられなくなった3人が事務所に行ったというのが何回も報道されていますよ。行ってそしてそこで漏らしたと。
要するに暴れてそして事務所に行って、漏えいをしたという話を聞いたことがありますかと。これについて何か聞いたことありますかという質問から始まった話で。
最初冒頭に確認をして、皆さん概ね合っていますと言われたとおりで、そこは認識をまず一緒にしとかないと議論が違ってくると思います。
ただ繰り返しになりますけど、3人について言うと、やはり、私は大変筋金入りの模範となる職員だというふうに思っていますから、そういうふうな方について、例えば、公判などにおいて証言が必要であれば喜んで証人として立ちたいと思いますし、もし第三者委員会でそういうことを聞きたいということならそれも喜んで行ってお話したいと思います、ということを申し上げております。
(記者)
記者側から聞いたのは先ほどの認識。
(知事)
違いますか。では、あの時の議事録を大分合同新聞さんが全部ホームページに掲載してくれているので見てみてください。
それを前提にお話ししているので、違う話だったらいろいろな議論というのはあると思います。
(記者)
記者側に認識違いがあるなら伝えないといけないが、暴力的な行為があっての事件発生ということは各社報道していない。
(知事)
してないんですよ。だからこの間(前回の記者会見)聞いた話と違うなと。
だからどうなっているのかなというのを私は申し上げたんで、その罪名もどうも報道の中にも出てないし、片方で何回も前から慣例だったというのがちらっと報道されたことがあるし、事実が全く分からないので、やはり事実関係、真実をしっかりと明らかにすることが一番大事じゃないですかと。
その過程の中で、私が3人に持っている印象として、脅されたり、暴言を受けたり、暴力を受けたりして情報を漏らすような人では絶対ないというふうに思っているので、どうしてしまったんだろうなというのが疑問としてあります、という話をしたんです。よろしいですかね。
(記者)
前回の会見では質問の仕方は複雑だったが、足立市長が会見の中で、数年前から暴力行為があったのが事件の背景にあるのではないかと。
(知事)
だからその数年前というのは、一体何年前のことですかね、私も関心があります、と言いましたよね。
(記者)
足立市長のその発言についての認識を聞きたかったのだが、そこと今回の容疑がまざったような形での質問となったので、ややこしくなったのではないかと思った。
(知事)
申し訳ないですけど、足立市長が発言したこと自体についてはなかなかコメントのしようがないですよね。
公式の記者会見の場で市長が責任を持って発言したことだと思いますから。
それは確信を持って発言したと思うんですけど。
その数年前っていうのはいつのことだったのか、私の時でしょというふうに言われたので、もし暴力事件があったら報告があるはずですので、違うのではないかなと思っています。そのようなことしか答えがないです。