令和6年2月20日知事定例会見
動画はYoutube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和6年2月20日(火)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。
福岡・大分デスティネーションキャンペーンのポスターとガイドブックについて
4月から始まります、福岡・大分デスティネーションキャンペーンのポスターとガイドブックができあがりました。
ポスターは全国のJRグループ主要駅で掲示していただきます。また、福岡と大分の市町村、あるいは観光施設などでも掲示していただき、多くの方々にこのキャンペーンを周知したいと思います。
ラグビーワールドカップの時にも、世界中から多くの方がお越しいただきました。その経験を通じて、おもてなしの心を育んできました。
5連ポスターにも「おもてなし」と書いていますが、「お」と「な」のところが大分県で、「も」と「し」のところが福岡県で、両方の間の「て」が、両県を列車で旅する写真となっています。これはBRTひこぼしライン開通の際に、服部福岡県知事と私が福岡県と大分県の県境に立ち、一緒に撮った写真です。
のれんの左側には、各県のグルメ観光スポットを掲載しています。
キャンペーンのガイドブックは45万部作成をしまして、JRの全国の主要駅、そして、県内では駅や観光施設などに6万8,000部を配布することとしています。
誰でもお手軽に手に取ってもらえるガイドブックに仕上がっていますので、お越しの際にはぜひこのガイドブックを持って県内のいろいろなところに行っていただければと思います。
3月はJRグループの重点宣伝地域に、福岡と大分が指定をされており、PRの強化が始まります。
2月10日から12日の大阪市でのプロモーションには、私も行ってきましたが、すでに大阪のいろいろな観光施設や駅の中で観光パンフレットを配っています。
3月には名古屋、広島、そして福岡でもイベント出展をして、大分への観光客の誘客拡大を図っていきます。
また、テレビ新聞、おもてなし宣言団体の方々、インフルエンサーの方々によるSNSの投稿、PRイベントなどを通じて、さらに機運の醸成を図ります。
また、JR九州が4月から9月までの間に「オフろう!」キャンペーンをやっていただく予定です。
「オフろう」という言葉は「お風呂」に聞こえますので、このキャンペーンにもおんせん県おおいたも一緒になって取り組みたいと思います。
また、新しい列車も走らせてもらうということでありますので、非常に魅力的な取組になると思います。
報道機関の皆様にはぜひ発信をよろしくお願いします。
配布資料:・福岡・大分デスティネーションキャンペーン ガイドブック1/2 [PDFファイル/5.3MB]
配布資料:・福岡・大分デスティネーションキャンペーン ガイドブック2/2 [PDFファイル/6.7MB]
配布資料:・福岡・大分デスティネーションキャンペーン 資料 [PDFファイル/1.07MB]
大分県政労使会議の開催について
1月22日に、春季労使交渉に先立ち、政労使の意見交換会が国において行われ、総理から直接経済界に対して、物価上昇を上回る賃上げを要請しました。
この議論が地方にも波及していくよう、各地域で地方版の政労使会議が開催されます。
大分県では大分県政労使会議ということで、2月29日に開催をします。
国からは九州経済産業局や公正取引委員会が参加をします。主催は県と大分労働局です。
県からは経営者協会、それから商工会議所、商工会の連合会、事業団体中央会、経済同友会、そして大分県連合会、銀行協会等にも出席をいただけることになりまして、賃上げに向けた取組や、年収の壁を意識せずに働くことができる環境づくりなどについて意見交換をして、政労使が一体となったメッセージを発出する予定にしています。
この会議を通じまして、生産性の向上、そして適正な労務費の価格転嫁対策、それから全国的な課題であります、物価上昇を上回る賃上げ等の機運の醸成を図っていきたいと考えています。
配布資料:・大分県政労使会議 [PDFファイル/235KB]
令和5年度大分県ビジネスチャレンジコンテスト「OITAゼロイチ」最終審査会&表彰式について
大分県ビジネスチャレンジコンテスト「OITAゼロイチ」の最終審査会と表彰式を2月29日に開催します。
これはビジネスアイデアの事業化を促進することを目的として開催します。
今までは大分県ビジネスプラングランプリと言っていましたが、リニューアルをして開催するものです。
応募件数が55件あり、その中で1次審査を通過した、10名の方がファイナリストということで、プレゼンを行い、審査の結果として、各賞が審査員から提供されます。
Googleの村上さんをはじめ、各審査員の方々が、伴走支援をするということが予定されています。
また、TKPの河野社長による記念講演も予定しています。
コンテンツを通じて、ベンチャー企業の創出や県経済の一層の活性化を図っていきたいと考えています。
配布資料:・令和5年度大分県ビジネスチャレンジコンテスト「OITAゼロイチ」最終審査会&表彰式について [PDFファイル/854KB]
記者質問
デスティネーションキャンペーンについて
(記者)
キャンペーンの盛り上がりに対する認識は。
(佐藤知事)
様々なイベント通じて、周知をしてきた結果、多くの方に知っていただけているのではないでしょうか。
昨年開催した商談会ではエクスカーションを実施し、県内の観光地の旅行パッケージ化について周知をしましたし、先日開催した大阪でのイベントでは10,000人以上にお越しいただきました。
昨日、服部知事ともお会いしましたが、福岡県も非常に力が入っています。
福岡県とは文化的にも歴史的にも共通のところがたくさんありますし、そういうところを組み合わせて一緒に観光できるようにしたり、それぞれの市町村が独自の取組でデスティネーションキャンペーンに合わせて取り組んでいただいております。
各地の様々な取組により盛り上がってきていると思いますが、開始まであと1か月半になりますので、さらに盛り上がるようしっかり取り組んでいきたいと思います。
(記者)
どんなキャンペーンになって欲しいか。
(佐藤知事)
今回は福岡と大分の共催になりますので、両地域を広くめぐっていただきたいです。
両県とも多様な歴史文化や魅力がありますので、それを幅広く感じていただきたいと思います。
例えば、BRTひこぼしラインが走る地域は、酒蔵がずっと広がっています。そのエリアを順番に楽しめるようなコースも用意されていますので、その地域全体で、どういうお酒や食、文化が広がっているのかということを楽しんでいただければと思います。
別府や湯布院はかなり観光客が戻ってきていますが、水害に遭った、天ヶ瀬や湯平などは、まだまだ復興の途上で、災害に遭う前の状態までにはまだ戻っていません。
キャンペーンが、水害からの復興を後押しする、そういう契機の1つになってくれると大変いいなと思います。
(記者)
前回のデスティネーションキャンペーンの結果を踏まえた、取組はあるか。
(佐藤知事)
福岡と大分の共催での取組になるので、広域での観光を楽しんでいただきたいです。
大友宗麟の家臣が柳川を治めていたので、その関係で大分と福岡の交流も行っています。
大河ドラマへの働きかけなど、このキャンペーンを契機として連携が深まっていくといいなと思います。
政労使会議
(記者)
地方版の政労使会議は全国で実施しているのか。
(佐藤知事)
九州内では2月21日に鹿児島、28日に福岡県が実施をするようです。
今回は賃上げできる環境をどう作っていくかということが大きな課題になります。今までも業務改善助成金の自己負担分を県が負担するという上乗せの措置でありますとか、価格転嫁の円滑化に関する協定を結んで、できるだけ皆で価格転嫁を進めましょうということをやってきております。
そういうこと等も含めて今回は特に、賃上げと、それから物価の循環が達成できるような経済をどうやって作っていくかというようなことについての議論を行うということです。
TSMC
(記者)
TSMCの開所式が2月24日にあるが、受け止めは。
(佐藤知事)
TSMCが立地をして、大きな工場が操業するということは、大きな効果が期待できます。
大分の半導体企業とのビジネスと、熊本・大分のビジネスと両方やろうする企業も増えてくることが期待されます。
熊本のみならず、大分そして九州全体の、半導体分野の発展に大きく寄与することが期待できると思っています。
(記者)
そうした動きを後押しするために、大分県としてはどういうふうな取組を行っていくのか。
(佐藤知事)
工業用地など工業用のインフラが不足をしているということですので、そういう工業用地等の工業用インフラ整備を加速化していくということがあります。
それから、人材の育成を進めていくことも重要です。
それからやはりベンチャービジネス等も支援をして、先ほどのOITAゼロイチもそうですが、積極的に企業の誘致を進めていくということをやっていきたいと思います。
もう1つ、中九州横断道路について加速的にできるだけ早く完成をさせてるなど交通インフラの整備もしっかりやっていきたいと思います。
アメリカ市場へのビジネス
(記者)
アメリカ国内を対象としたビジネスについて
(佐藤知事)
日本酒、焼酎等の食の分野でアメリカのマーケットは非常に重要だと認識しています。
もちろんアジア・中国のマーケットも大事でありますが、アメリカにも目を向けて、マーケットを広げていければいけないと考えています。
木材では中国に輸出をしているもののうち、最終的にはアメリカの市場に行っているものもありますので、付加価値を付けた分については大分県に還元される取組も必要ではないかと思います。
アジア地域に関心の高い方もいらっしゃると思いますし、そういう方々を通じてさらに関心が広がっていくことも考えられますので、そういうところを狙っていければと思います。
ダイハツ九州
(記者)
ダイハツ九州大分工場の生産再開について。
(佐藤知事)
さまざまな部分で影響がでたことは残念に思いますが、ダイハツ九州の丁寧な対応により、大きな問題は起きなかったと認識しています。
思ったより時間がかかったと感じていますが、生産再開が決まったことは一安心しています。
早期に全車種が生産再開になることを願っています。
中津日田道路の地下水
(記者)
中津日田道路工事に伴う、地下水への影響について。
(佐藤知事)
影響を受けている方に対して、しっかり対応をしていきたいと思っています。
中津日田道路の早期開通を待ち望んでいる人もいるので、地域の不安解消をしながら進めていきたいです。