マナヅル
分類群:鳥類
学名
Grus vipio Pallas,1811
目名
ツル目
目名学名
GRUIFORMES
科名
ツル科
科名学名
Gruidae
カテゴリー
大分県:Ⅱ(VU) 環境省:Ⅱ(VU)
選定理由
本種の越冬地が鹿児島県出水に集中しており,越冬地を分散する必要があるといわれている。近年,宇佐平野に少数が毎年飛来するようになったので,情報不足から絶滅危惧II類とした。
県内分布
開けた耕地,湿地,河原などに飛来する冬鳥。宇佐平野以外では希に一時的に立ち寄るのみ。
分布域
定期的な生息地は,鹿児島県出水に約3000羽,山口県熊毛町八代に約50羽が冬鳥として生息するのみで,その他は渡りの途中あるいは迷鳥。
世界的分布
中国東北部,ロシアの東南部で繁殖,朝鮮半島,出水,揚子江下流で越冬。
生育環境
開けた耕地,湿地,河原などで越冬する。魚類や穀類,草の根などを採食する。
現状
この15年ほど宇佐平野にほぼ毎年数羽から10数羽が飛来している。他の地域でも短期間の観察記録がある。
備考
国際自然保護連合:II,ワシントン条約附属書I,国際希少野生動植物種,希少鳥獣。